寝子の通り道

頭の中で繰り広げられている脳内(撲殺)ストーリーを小出しに。

不定期発信

10年越しの夢

家出同然で家を出て、友達のマンションに転がり込んで、お金貯めてボロボロの安いマンションに住んで… バタバタした大人のスタートを切ったのを突然思い出す。
高校生のころから一人暮らしにあこがれていて、18になったら一人暮らしをするんだい!と思っていたけど、まー当然親に反対されて家を出れず。
結局19の終わりに飛び出したなーと。

一人暮らしに慣れた頃、「一軒家に住みたいぞ。小さくても古くてもいいから。」と思って一軒家を探しまくったけどそう簡単には見つからず。
見つかっても絶対いわくつきだろ…と思うくらい怪しい家が数件あったくらい。
お金も時間も無いしすぐに断念した。
頭の片隅に一軒家の夢をチラつかせてはいたものの、マンション住まいにもそれなりに満足していたし。

いやぁいい時代になりましたな。10年も経つとね。
はい。古民家ブーム。
てことで先月突然思い立ちまして、ネットで一軒家を探し始め、3日後に不動産屋さんに行き、何年もため込んでいた要望を吐き出したら…
見つかるもんですねー。4件ほど紹介されて、「ココ!!」ってなった家が見つかりまして。
わりと決断力のある方なんですが、1日目は納得いかず断念。
数日後に別の家を1件紹介してもらったら、ピーンときまして。
「もう絶対ここにします!!」
てか今決めなかったら多分すぐに別の人が住んでしまうだろうと確信があったんでね。
後で聞くと、私より早く家を見に来た人がいたけど、私の方が契約を決めるのが早かったらしい。
しっかり家賃も値切って、即契約。
一軒家を探し始めて1週間後には家が決まり、3週間後には引っ越し。
そして今に至る。
引っ越しきて約1ヵ月経った。一軒家ってやっぱりいい。
ダイニングキッチン、くつろぎ部屋、仕事部屋1、仕事部屋2、寝室、お風呂トイレ別、駐車スペース付き!
てか都会でこの家賃でこの広さに住めるってなかなか無いんですよ。
週の半分以上家で仕事をしている私にとって、部屋数の多さはとても大切。
仕事とプライベートの境界線を引くためにね。
後は運動量をなるべく増やすために笑

さて住んで一カ月で分かった、一軒家(賃貸)に住むメリット・デメリット。
まずメリット。
広い。玄関に白、キッチンにしろ、集合住宅と違って、いい意味でコンパクトにまとめられていない。 無駄が多いように思うけど、その無駄さがまた良い。
上階下階に住人がいない。真夜中でも足音に気を使わなくていい。
物に圧迫されない。大抵の一軒家はマンションに比べて収納スペースが多い。見せたくないものはすぐに隠せる。
プライベートと仕事の境界線を引ける。私のところは2階建てなので、仕事部屋には生活感のあるものを持ち込まず、作業に集中できる空間を作れたと思う。
私、一軒家に住んでるぜ!とテンションがあがる。これ一番重要かも。。
次にデメリット。
寒い。実家が一軒家で一人暮らしの経験のある人は分かると思う。なぜ一軒家はこんなに寒い。ダサくてもこたつを置く気持ちが分かる。
ゴミの日の朝が早い。家族を持っていない人間が休みの日に朝9時にごみを出すのは至難の業。
建物に管理者がいない。大家さんという意味ではない。マンションなら廊下を掃いてくれたり、落とし物があったら管理室に届けてくれるなんてこともあるけど、そんな親切なものは一切ない。
インターホンが遠い。2階建て以上だとインターホンがなると小走りで取りに行くので結構待たすこともある。
これは私のイメージとそしてそれが当たっていたのだが、隣人が変な奴だと気を遣う。
私の場合、左隣は偏屈な老夫婦。そんなこともあろうかと引っ越し初日にそこそこ良い菓子折りと最高の笑顔であいさつに行ったので、よほどのことが無い限り文句は言われない自信がある。
右隣は会ったことが無い。むしろインターホンもない。真夜中に帰って来たっぽい音や、自転車が止まっていたりなかったりするので、おそらく人はいるであろう…くらいしか分からない。
ちゃんと生きている人間あることを祈るばかりだ。。

まぁそんなこんなで良いところも悪いところもあるけれど、1つ夢が叶ったので、できるだけ長く住んで、お家と仲良くいい関係を気づいていきたいと思っております。
一軒家おすすめですよー。人とシェアしても楽しいと思いまーす。